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ホーム【進化する?スペクトロライト】


    【やって来た!スペクトロライトが進化する時?】

   1月も後半を迎えました。寒い日が続きますね。
 さてこのサイトはスペクトロライトというあまり世間では知られていない天然石がメインなのですが、
 そもそも私とこの石との出会いからお話ししましょう。

 それは昨年の初春に得意先の通販会社にお邪魔したときでした。担当の方の「日本では手に入りにくい珍しい天然石か
 宝石を探しています」というオファーから始まったのです。その担当者さんから「ユレマー産のスペクトロライトが欲しい」と聴き、
 さっそく基本情報を調べて輸入商社をあたりましたがすべてアウト。…超マイナーであることに気づきました。(^_^;)A

 その後、友人のエリナさん(フィンランドのハーフ)に訊ねると「ああ、お墓の石ね」と言われびっくり! フィンランドでは
 高額な墓石として流通しているとのこと。…イメージが崩れていきました。( ̄‥ ̄;)
 しかし、内容のわからないフィンランド語のサイトにユレマーの宝飾用スペクトロライトのサイトがあるのを発見!
 そこをたどって紆余曲折の末、ユレマーのミネラルショーに参加したのでした。

 でも人口が2000人の村の石の展示会のこと、到底今まで見てきたアリゾナ・ツーソンショーや東京ミネラルショー・
 香港ショーなどとは比較にもなりません。はたして需要はあるのだろうか、ましてや供給は出来るのだろうか?と
 不安だらけでしたが、スペクトロライトを本場の産地で手にしているぞという充実感がそれを麻痺させてくれました。
 まさに鶏頭牛尾というよりマイブームの心境でした(今でもそうですが)

 そして約半年間、皆様の応援でここまでやってきていますが、常に自問自答する毎日が続いています。
 それは「スペクトロライトを原石からどうやってダイヤやカラーストーンのように進化させるのか」ということなのです。
 進化などと言うのも大げさな感じがしますが、私は磨いた宝石も原石も両方大好きです。出来ればスペクトロライトは「不思議な石」のまま
 毎年ユハンヌス(白夜の夏至祭)の時だけに人々に顔を見せるだけでいいんじゃないかと思っていました。また特性・個性の
 強い石なので無理に加工しなくてもいいんじゃないかとさえ思っていました。それは今の気持ちの中でもまだあります。
 フィンランドで見られる加工品も私が作った加工品もよくも悪くもステロタイプです。これ以上はないのだろうか?

 そんな中、衝撃的な出来事がありました。それは東京ミネラルショーの最終日でした。
 一人の日本人女性が綺麗にしかも想像を超えた形に研磨したスペクトロライトを持って、私たちの展示テーブルに現れたのです。
 聞くと初日にこのテーブルで原石を購入頂きそれを自身のアトリエで研磨加工したとのこと。私もハマライネンさん(ユレマーの
 前市長)もそのデザインの斬新さびっくりしたのでした。

 スペクトロライトの欠点(といっては身もふたもないのですが)は加工しにくいこと。つまりフィンランド産スペクトロライトが
 他の鉱物やラブラドライトと違うのは複雑な条件が重なってあの不思議な光が出るのですが、やっと一部解明されているのは
 曹長石と灰長石の結晶とがそれぞれ薄く層状に重なっていること、さらに結晶が繰り返し双晶(あの光の原因)で、これらの層の
 厚さが光の可視周波数(肉眼で見える光の色)の波長とほぼ一致すること、更に結晶にチタン鉄鉱や磁鉄鉱の針状の結晶が含まれていて
 オーストラリアのブラック・オパールのように母岩が黒いために、虹色やヴィオラの光が際立って見える(以上引用含む)という
 複雑な石なのです。唯一無比の鉱物なのに製品化する(=綺麗に魅せる)にはコストが掛かり何よりも研磨のセンスが要るという
 課題がありました。
 つまり手作業による研磨や加工でベストの状態を引き出す彼女の技術はこの石の特性や外からは見えない隠れた美しさを
 見抜いた「神業」だと思うのです。

 しかしその「神業」を見せられた私たちは口をあんぐり。いったいこの女性は誰だろう?
 その女性は「コオリネコさん」といって東京の八王子でご自身のアトリエ(加工工房)を持って活動されている
 宝石クラフトデザイナーなのでした。しかも建築・内外装の3Dパース(よく完成予定図なんてありますよね)技巧者の肩書きも
 持っているのでした。「そうか、あの斬新さは普通のカット技工士やましてやマイスター・彫金師から生まれてこないかも
 知れないな」とも思いました。なんせ研磨加工プランにCAD/CAMまで活用するというのですから。
 さっそくショーが終わって私は「コオリネコさん」のアトリエにお邪魔したんですが…またビックリ! 部屋の中には研磨機や
 機材がいっぱい。それもすべて彼女が調達し、使い易いようにカスタムメイドまたは修理したというんですから(汗)

 私はさっそくコラボレーションを申し込んだところ快く引き受けていただきました!
 来月初めには「コオリネコさん」が研磨・そして加工したお守り石やアクセサリーの販売を予定しています。
 ページ上の画像はみなさまにご紹介する途中経過です。どうぞお楽しみに\(^o^)/


 ■2010/12/1【南フィンランドの黒水晶】■
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 ■2010/6/25【天然石・宝石のW杯でも日本が善戦】■
 ■2010/6/3【フィンランドからのお客様、いらっしゃ~い!】■
 ■2010/5/3【スペクトロライトのビーズ】■
 ■2010/4/24【サンポのこと】■
 ■2010/3/13【フィンランドの冬と夏・春を待つスペクトロライト】■
 ■2010/2/6【世界最強のパワーストーンは?】■
 ■2010/1/19【進化する?スペクトロライト】■
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